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4月の牡丹

昨日、祖母の葬儀全てが終わった。

先週急に入院した祖母の容態が悪くなって、なくなったと知らせを受けたのは
木曜日の朝だった。
急いでいろいろな用事のキャンセルをして、航空券の手配をするものの、
オランダから、日本の田舎の島まで行くのには、葬儀に間に合う便を
探すことすら難しかった。
結局なぜかオランダ直行便よりも、一度パリに飛ぶ経由便のほうが早く
つくことがわかり、火葬には間に合わないまでも、葬儀には間に合うことが出来た。

ハハのハハである祖母は、89歳だった。外孫だけれど初孫だった私はずいぶんかわいがってもらい、
子供のころは、丸々夏休みを祖父母の住む島で過ごしたりもした。

その島は、牡丹と朝鮮人参が名産で、5月のゴールデンウィークには
オランダと同じく山のない平らな地形に色とりどりの牡丹の花が畑に咲き乱れる。

ちょうど私の生まれたのも5月だったので、私が生まれた病院には祖父母が、
牡丹の花束を持ってきてくれたそうだ。

しかし実家を離れて暮らすようになって、なかなか5月に実家に帰ることもなく、
しかも今では日本を離れて暮らしている。牡丹畑をみることなんてついぞ無かった。

それが、4月半ばというのに、春の不安定な気候のせいか、いつもより2週間も早く
咲き始めた牡丹が咲き乱れていた。

初夏のような日差しの中、久しぶりに歩いた牡丹畑は、小さいころにかいだ匂いと同じ
匂いがして、同じように大きく咲き誇っていた。

偶然という名の、祖母からのプレゼントだと思う。

どんなにがんばっても自分より上の世代の人にはかなわない。
最後の最後まで、プレゼントをくれるのだ。

こんなプレゼント、何を返して良いのかわからない。
わたしにはさっぱりわからない。

牡丹は本当にきれいだった。
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by aka_pro | 2009-04-20 14:30 | 日々 japan

友達が欲しい人におすすめアイテム

昨日は、イースター前の金曜日。オランダではグッドフライデーという。
一気に真夏の陽気になった金曜日、街行く人々も押さえきれない笑顔があふれていた。

さて、リハーサルに向かう途中。一度も入ったことの無いアンティーク小物屋さんを見つけて
ふと立ち寄った。可愛らしい物が、そんなに高くない値段で売られていて、
アンティークのポストカードなど数点購入した。

と、ふと眼に入ったのがいわゆる「あみ」「虫取りあみ」。うちの田舎では「たも」と言っていました。
日曜日のWonderlandで使えるかも?と勢いで購入。

一日中、虫取り網を持ちながらアムスを移動することとなった。

これがどうして目立つらしく、

「あら?釣り?」と声をかけて来る人多数。
久々に街であった友人にも「ふふふ。マキコ似合うね。」と笑われた。

「あらー。エビ?エビなの?いいわよねーこの時期はねー。がんばってね」
と勝手にマキコエビ釣り決定とするおばあちゃんも含め、
今日はたくさんの知らない人と話をした。
エビは釣れんが、人は釣れる。うひひ。

「虫取り網」、寂しいあなたにお勧めです。
思わず声をかけたくなるアイテム、暫定一位決定です。
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by aka_pro | 2009-04-11 17:45 | おすすめ

おフランスのかほり?

良く道を訊かれる。
それがその日に降り立った旅先でも訊かれるので、
よっぽど「知ったか」顔をしているのかもしれない。

先日も、アムステルフェーンの端っこからの帰り道、
メトロの中で、旅行中らしきフランス人中年夫婦から、
「国立美術館」に行きたいと訊かれた。

しかも、
「あのーすいません。。。。。。あ、もしかしてフランス語しゃべれますか?」

なんでじゃ?
あれか、ボルドー帰り&フランスのカンパニーの作品を見て来た私は
おフランスのかほりが漂っているのか?

「ネー、あーええと、ノン」

そんなもんですよ。私のフランス語は。

英語でちゃんと教えてあげました。

なぜにこんな旅行者のいなさそうな場所から国立美術館を目指すのか。
しかも月曜日だけど、美術館はやっているのか。

そんなことが不安になりながらも、乗るべきトラムに乗り換えた老夫婦を
見送ったのでした。

..........Fin..........
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by aka_pro | 2009-04-09 15:20 | 日々 amsterdam

は、速い。

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昨日、マックのデータ整理をして、保存するものはHDにしまい、
いらない物は捨て、しかもパソコンをちゃんとシャットダウンするようにしたら、

なんと!速い!
今までの4倍くらい反応が速い!

やっぱ生来のグータラさを証明するようなデスクトップのままではいかんのだな。

今まで日記書くのが遅かったのも、メールで誤字脱字が多かったのも、
これですべて解決だ!
そのはずだ!
なんたって4倍ですから!
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by aka_pro | 2009-04-09 15:03 | 日々 amsterdam

会う人には会うのだ

土曜日、アルメーレまで見に行ったのはこれ

フランスのシアターカンパニーは、もともとは舞台美術も自分で作る父ヘンリーと、
歌手の母ドミニク、俳優の息子クエンティンがメインの親子グループだ。
私が初めてこのグループを見たのは5年以上前のエジンバラフェスティバル。
モンスーンという彼らの代表作とも言える素晴らしい作品だった。

その後4年前に彼らの経営するフランスの田舎の民宿(ここ!素敵です。)での、
ボイスインプロのワークショップに参加したりもした。

しかしそもそも何故このグループを知ったかと言うと、
10年前に参加したアメリカのダンスフェスで出会ったダンサーリズ。
彼女がこのグループが好きで、結局いろいろワークしているうちに、
今はそのカンパニーで働いている。

今回もとてもいい作品だった。全ての舞台セットコスチューム、ダンサーたちから出る音・声だけの
舞台は相変わらず、ユーモアにもあふれていて、何より品がいい。
どぎつくないけど心に残る。いいなあそういうのって。

さて、せっかくの再会なのにアムスに電車で帰らなきゃならなくてゆっくりできなかったけど。。。

いいの。
5年とか10年を経て、国を経ても、会える人とは会えるのだと。
この人たちはまた会う人たちだと。
なんだか確信できたのだ。
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by aka_pro | 2009-04-09 00:43 | おすすめ

タブー

タブー(taboo)の語源はポリネシアン語だそうだ(makipedia)。
ちなみにランデブーはフランス語。

フランス滞在3日目のワークで、タブーについて考える時が来た。
3日目の日曜日は、スタジオで午前中からワークをして、4時半に
パブリックにオープンにするというカジュアルなパフォーマンスだった。

エントランスでの短い公演で、ロビーにあった絵本のカートを使っていたからか、
スタジオ内でのパフォーマンスの半ば、あるミュージシャンが、
絵本をかなり強く叩き付け始めた。

ビクッとした。

タブーというのは、
「あなたのタブーはなんですか?」と聞かれても、答えにくいというか、
殺人などは別にして、「あれです。これです。」と言いにくい物だと思う。
でも実際にそれが犯されると、ビクッとする。
そしてとても個人的な(民族的、文化的も含めて)ものだとも思う。

私にとって、本を、それも子どもの絵本を床に叩き付けるのは、
紛れも無くタブーだったのだ。

しかし実際ほとんど多くの人にとってそれはタブーであったらしく、
終演後もずっとそのことについてディスカッションをしていた。
くだんの彼は、「ただ強い音が出したかっただけだ」と説明していたが、
なかなか納得のできる理由にはなり得なかった。

アートとか、エクスペリメンタルパフォーマンスなどに関わっている限り、
タブーに向かい合うことが必要な時もある。

でもそういう時も、やはりビクッとしたいと思う。
そしてタブーを犯すなら、それについて意識的でいたいと思う。
そして、他人のタブーを犯すかもしれない畏れを常に持っていたいと思う。
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by aka_pro | 2009-04-03 04:09 | おフランスの日々

踊っているのではなく魔法をかけているのだ。

マイケルのソロ公演を見た。

彼はすでに踊っているのではなく、魔法をかけているのだ。

彼はすでにダンサーじゃなく、魔術師だ。

そんなダンス。

今日もまんまと魔法にかかりました。はい。
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by aka_pro | 2009-04-02 06:42 | !!!

見かけに騙されるな!

フランスは美味しい。
当たり前のようだけど、本当に美味しい。
オランダから来ると、正直びびる。これが同じヨーロッパか?

滞在中は、ダンサー音楽家たちと、基本自炊でご飯を作って一緒に食べた。
しかしそのクオリティーが違う。
けして派手じゃないけど、美味しい。
感動的。

ついでにフランス人の家3軒に泊まったんだけど、どの家も素敵に素敵。

はー。フランスっておしゃれー。

ただの田舎者発言を心の中で繰り返す。

しかしフランス語。オランダ語に比べて美しい響きと憂いのある言語だと思う。

でも、騙されるな!
あいつらは、とても美しい響きで、鈴がコロコロ転がる様に、まるで文学について
語っているような雰囲気をしながら、実は、

「人参は薄切りと、スティック状にきるのでは全く違う味がするわよねー」

なんて所帯臭いことを話してたりするのだ。

話している内容が分かって余計愛しくなること必至。
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by aka_pro | 2009-04-01 22:01 | おフランスの日々

ボルドーで見る夢

フランスのボルドーで見た夢は、オランダ語だった。

先週末、ボルドーでのパフォーマンスとコンファレンスに参加した。
乗ったタリスがテクニカルプロブレムで2時間遅れ、
オランダ人の英語のうまさに慣れている身には辛い、
パリでのボルドー行きチケットの時間変更を強いられて、
ついたのは、ワインとカヌレの街ボルドー。

全部が良かった。
人も、街も、天気も、ワークも、ご飯も。

しかしフランス語の海の中で過ごした4日間。

普段オランダでは、オランダ語片言、あるいは英語。あるいは日本語で
暮らしていて、「英語が通じない外人にはオランダ語」回路ができあがっており、
フランス人に、オランダ語でしゃべりかけてビクッとすること多数。

ついに私は夢をオランダ語で見ました。
人生初。

ついにここまできたか〜と感慨深い。

オランダのみなさーん。
マキコはオランダ語で夢をみる所まで来ましたよー。
それが一時の言語クライシスの故の産物とはいえ、感慨深い。
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by aka_pro | 2009-04-01 21:52 | おフランスの日々

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