アカプログ

ガビ 

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13:11発のベオグラード行き電車を、スコピエ駅1番ホームで待っていた。
午前中に頭痛が始まり、珍しくのむことにしたバファリンがちょうど効いて来た頃、
あまりにも馴れ馴れしく、そしてあまりにも発音のいい英語で話しかけて来る女の子がいた。

「ハーイ!元気?」から始まって、
3分も経たない間に、彼女の両親、妹、祖母の名前、彼女の大好物まで知ってしまった。

ちなみに、彼女の名はガビ、7歳。
妹は、ヴィッキー5歳。
父、トム。母、ジュリア。祖母(母方)、ババルーバ。
大好物は、ジェリークッキー。

そしてこちらも質問攻めに会う。名前、おばあちゃんの名前、そして質問がなくなると、
「マヨネーズは好きか?」という、それを知ってどうするのか?という質問まで。
しかも、会話中にも周りを通る人みんなに「ハアーイ!」と声がけを忘れない。
まさにセルビアのよつば発見です。

しばらくすると、「おお、英語でしゃべっているのか?」という、またまた久々の流暢な英語が。
どうやら売店に買い物に行ってた、ガビの両親と妹らしいことが判明。

「あ、あなたがトムで、あなたがジュリア?」というと、
一瞬びっくりした顔をして、「ああ、ガビか。なんでも喋っちゃうんだよね〜」と。

カナダに住んでいる為、9年ぶりに帰国したというご家族だった。
いろいろな意味で世界は近くなったけど、まだまだ時間がかかる所もある。

ガビみたいな子供なら乗り越えられる距離もあるかもしれない。
出会った人の名前を知って、
誰かにジェリークッキーを好きなことを伝え、
誰かがマヨネーズが苦手なことを知るのは、
ささやかすぎるにしても、「毎日世界が広がっている」ことなのかもしれない。


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# by aka_pro | 2009-08-11 00:59 | バルカンの日々

旅人たちと

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旅で会うのは、
ローカルの人。交通機関の人。そして同じく旅人の人。

特に、まだまだ情報の乏しい国の旅人たちは、お互いに交わす情報で助け合う。

今回もドイツ人のマッセルくんには助けられた。
山道バスに7時間以上揺られてヘトヘトでたどり着いた、Tiranaで、荷物を
おろすと、早速翌日の朝のバスの予約に走る。
たよりの情報は、「朝9時に出るバス」という情報。
しかし、何故か尋ねる人がみな口を揃えて、

「バスは7時。夕方7時一便よ。」と。

ということは、帰りの飛行機の都合も考えると、今日の宿をキャンセルして、
夜行バスに乗る?あるいは明日の夜行に乗る?
あるいは、飛行機を急遽とるの?あああああーもうわっかんない!

正直どうしたらいいのか分からないまま、すごすご宿に帰り、
「あのーすまんがー、どうやら今夜は泊まられへんみたいでのー。
すまんのー。キャンセルできるかのー」と話し始めた。

対応してくれたのは、11歳の長男。英語が出来るため夏休みの昼間は
客人の対応を一気に引き受ける強者だ。

しかしそこで、ちょうど受付に居たドイツ人のマッセル君が、
「どこ行くの?ちょうど僕もバス会社に行く所で、そこには多分あるはずだけど」と。
手持ちのlonely planetで、いろいろ確認をしてくれた。

結局はその彼のおかげで、翌日朝のバスが無事に取れ、
彼の夜行バスまでの間、コーヒーをお礼におごらせてもらいながらお互いの
話をした。

「明日は、夜行列車でベオグラードに行くのですよ」と話始めた所、
トルコで2年間学びに行く為の移動中と言う彼は、つい先日夜行列車で、
マック、デジカメ、ハードディスク全て盗まれたと言うではないか!
しかも、居合わせた人がほとんど盗まれていて、しかも眠ったのはたった
1時間ほどで。どう考えても催眠ガスを使ったプロの仕業だと、そして
コンダクターもグルの仕業だと。

。。。。。。。。。。。あのー。怖いんですけど。

話には後日談があって、彼の友人がある日、スカイプ上に盗まれたはずの彼の
ドメインでスカイプインしているのを見つけた。「おかしい!」と思って、
チャットすると、それはその盗品を買ったと言うクロアチア在住の男性で、
「500ユーロでストレンジャーから買った。もし買い戻したかったら500ユーロでどう?」との事!

嘘の様な本当の話。

そして結局、夜行列車に乗るのは止めて、昼間の列車にしましたよ。
ええ、チキンですから。

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# by aka_pro | 2009-08-10 17:59 | バルカンの日々

イケメンドライバー

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3日間滞在したギロカストロ(アルバニア)を後にして、アルバニア首都のティラナに
またバスで戻る。

アルバニアには「バスステーション」がないそうで、大きめの道ばたに立っていると、
多くのバスが前方に行き先の書いたカードを載せて通りかかるので、めざとく目当てのバスを
見つけて、乗せてもらうしかない。

「Tirana」表記のバスを待つ間にも太陽はどんどん強さを増し、既にスッカリ日焼けした35歳の
肌にまた容赦なく差し込む。

そこに「Vlore」という行き先のミニバンが止まって、イケメンドライバーが声をかけて来た。
「どこまで行くの?」「ティラナ」
「…、Vloreまで僕のバスで行って、乗り継がない?」「え?」

どうやら、あるジャンクションまではそのミニバンで行き、その地点には
いろいろな地域からのTirana行きバスが合流するので、結局一番効率が良さそうだということだ。
値段も一緒だと言うし、英語の通じるイケメンドライバーだしと、乗ることにした。

しばらくの間はバンも満員で、山道を大型バスに比べ速いスピードでガンガン進む。
そのうち乗客は降りて行き、私たちと親子連れ、友人の結婚式行きの為の男性になった頃から、
彼の弾丸トークが始まった。

27歳。大学で法律を勉強中。
子どもの頃は、共産政権まっただ中で、両親の勤務先の工場の義務として、
ガスマスクをつけて、武器トンネルの掃除とかしたこともあるそうだ。

基本は多くのアルバニア人と同じく、まだまだ綺麗な目でアルバニアの未来を、
「憂う」よりも「望んで」いる。

バスは山道をガンガン飛ばし、後ろの子供は完全なる車酔いで、
ゲロゲロはいている中、

「日本かあ、行きたいけど、地震が恐いなあ」
「…このバスの揺れからすれば、慣れたもんじゃない?」
「あ、そうか。アハハハ」

彼の笑顔はどこまでも明るい。

ジャンクションについて、バンを降りると、

「気をつけて、良い旅を! そして(旅に)アルバニアを選んでくれてありがとう!」

綺麗な言葉だ。

アルバニアの人々は、外から来る人に「オラが街」を気に入ってほしい。
オラは国の代表としてあっているんだ。という気概に満ちている。
それは鎖国が終わってまだ10年という、国としての若さや貧しさなのかもしれないけど、
でもなんとキラキラしていることか。

イケメンは、最後にもっと素敵に輝いてミニバンに乗って去って行った。




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# by aka_pro | 2009-08-09 17:39 | バルカンの日々

バルカンなのダ!

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行ってきました。
初バルカン。
飛行機とバスと電車で、合計四カ国も。

12日の旅で読み切ったのは日本で話題の「1Q84」。
旅行中に読む為に、アマゾン→実家経由で、到着後1ヶ月以上我慢してました。

日常の雑事にまぎれることなく、グイグイ読み切る快感と寂寥感と。
続きがあるなら、またどっかに旅行に出て、そういう風に読んでみたい。



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# by aka_pro | 2009-08-01 18:00 | バルカンの日々

ただいま......

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花粉症!!!!







にっくき、アイツ情報↓↓↓

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# by aka_pro | 2009-06-02 00:53 | 日々 amsterdam

アデールアデール(2)

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フランスの女の子だって、朝は寝癖まんてん。

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でもあれよ、フランス人は3歳でもサングラスするわよ(実用的理由で)。

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劇場の事務所に入って、まるでラジオパーソナリティー風な。
FMアデール「おフランスの窓から」。

「マキコとおしっこいく」
とおしっこに行く時は必ず誘ってくれ、
フランス語のちんぷんかんぷんな私に忍耐強く(自分の意志が伝わるまで)フランス語で
話しかけ、お母さんに、
「ここまで(私がいなくても)過ごせるのはマキコが初めてだわ」と言わしめた。

たった3年しか生きてないアデールにとって、そのうち4日も時間を共有させてもらえたことは
それだけでも特別だと思う。

最後に野獣の様な二人。

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# by aka_pro | 2009-05-29 06:03 | おフランスの日々

アデールアデール

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アデールはかわいいのよ。
3月以来二度目の再会。
シングルマザーチェリストの一人娘アデール。3歳。

アデールの中でマキコはかなり高い地位を獲得している。
今回も駅に迎えにくる途中「マキコ、もう私のこと忘れているかなあ。。。」って
あんた、それは私のセリフですよ。3歳児の日常なんて3○歳児の日常に
比べたらどれだけ濃いいかって話ですよ。

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3歳の誕生プレゼントの自転車に乗るアデール。

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写真を撮ろうと必死のマキコに、「ミスティティー(チーズ的なもの)」といってくれるアデールin child sheet.

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ケロッピ傘がここまで似合う子を見たことが無い。森の妖精アデール。

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全ての赤ちゃん行事からは卒業したけど、朝の哺乳瓶(中身は豆乳飲料)だけは特別なのと、
真剣な顔で一気飲みするアデール。

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どんなに唸られようと、気になる人には話しかけちゃう、フランスのよつばとアデール。
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# by aka_pro | 2009-05-29 04:48 | おフランスの日々

物欲について考える

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4/30はオランダ恒例のクィーンズデーだった。
街をあげての無税万歳、フリーマーケット。
午前中に、ロイヤルファミリーのバスに暴走車が突っ込んだ事件があったおかげで、
いつもよりは自粛ムードながら、町中は「家のいらないものを売る」人と、
「安く良いものを買いたい」人のエネルギーで渦巻いていた。

写真は、フォンデルパークで
何か「レモネード的なもの」を売る、退屈なお姫様。

とにかく、本気の「ショッパー」たちは朝7時から狩りに出かけるそうだ。

「だって、1年分の洋服(大きなゴミ袋ざっと4個分)を買っても、市価の10分の1よ!」

そりゃそうだ。かしこい。
私はまだまだそういうオランダ人的な域には達してないなあと思う瞬間だった。

さて、第一に「物欲」について考える。
私は「全く物欲が無い人」ではないと思う。
「全く物欲が無い人」からイメージする人物像とは多少なりとも距離がある自覚がある。

けれど、昔から薄々気がついていたけど、
「物」に対する愛着は薄い人間な気がする。

「あ、これいいなあ」と思う物はあるし、実際に買ったりもするんだけど、
同時に、いずれ冷めて行くであろう、そのものに対する自分の愛情を感じ取って、
ふと買うのをためらったりする。
一生好きで手放せないくらいの物じゃなきゃダメな気がしちゃうっていうのかなあ。。

あ、洋服とか靴とかは割と別枠。だって毎日全ての服は着れないしね。

物。モノ。置物とか特にそう。今うちにある置物も、ほとんど人が買ったか、もらったものだけ。

フォンデルパークで手作りポプリバックを売る子供たちがいた。
言ってみれば1ユーロほどのはした金だ。でも買っちゃうと、日が経つにつれ
家の中で存在が忘れられて行く「モノ」が怖いのだ。
っていうか忘れちゃう自分の薄情さが見たくないのだ。

情が薄いくせに、その情の薄い自分に対面したくないという、
タダの我がままな私のたわごと。

だな、これは。
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# by aka_pro | 2009-05-29 04:20 | 日々 amsterdam

わたしの好きなもの

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洗濯物。

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洗濯物。

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洗濯物。

既に「商品」であった過去が、その他の埃やドロや汗とともにスッカリ洗い流され、
日光や風に当たりながら、「乾いて行っている」という状態がもう無条件にいとおしい。

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あ、遠くに赤い奴ら発見!

走る!

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いたー。

ついでに、洗濯物的な座り方の女の子たちも。

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# by aka_pro | 2009-05-28 19:48 | 日々 amsterdam

4月の牡丹

昨日、祖母の葬儀全てが終わった。

先週急に入院した祖母の容態が悪くなって、なくなったと知らせを受けたのは
木曜日の朝だった。
急いでいろいろな用事のキャンセルをして、航空券の手配をするものの、
オランダから、日本の田舎の島まで行くのには、葬儀に間に合う便を
探すことすら難しかった。
結局なぜかオランダ直行便よりも、一度パリに飛ぶ経由便のほうが早く
つくことがわかり、火葬には間に合わないまでも、葬儀には間に合うことが出来た。

ハハのハハである祖母は、89歳だった。外孫だけれど初孫だった私はずいぶんかわいがってもらい、
子供のころは、丸々夏休みを祖父母の住む島で過ごしたりもした。

その島は、牡丹と朝鮮人参が名産で、5月のゴールデンウィークには
オランダと同じく山のない平らな地形に色とりどりの牡丹の花が畑に咲き乱れる。

ちょうど私の生まれたのも5月だったので、私が生まれた病院には祖父母が、
牡丹の花束を持ってきてくれたそうだ。

しかし実家を離れて暮らすようになって、なかなか5月に実家に帰ることもなく、
しかも今では日本を離れて暮らしている。牡丹畑をみることなんてついぞ無かった。

それが、4月半ばというのに、春の不安定な気候のせいか、いつもより2週間も早く
咲き始めた牡丹が咲き乱れていた。

初夏のような日差しの中、久しぶりに歩いた牡丹畑は、小さいころにかいだ匂いと同じ
匂いがして、同じように大きく咲き誇っていた。

偶然という名の、祖母からのプレゼントだと思う。

どんなにがんばっても自分より上の世代の人にはかなわない。
最後の最後まで、プレゼントをくれるのだ。

こんなプレゼント、何を返して良いのかわからない。
わたしにはさっぱりわからない。

牡丹は本当にきれいだった。
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# by aka_pro | 2009-04-20 14:30 | 日々 japan

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