アカプログ

バックナンバー②

バックナンバー①に続いて、②。これも3~4年まえの自分が
書いた文章です。気恥ずかしいですねえ。


******** 「裏切る」 ***************


普段読まない作家の本を読むのもいいものですね。

ダンスに関わる仕事だけでは暮らせないイトマキは、
普段比較的暇なバイトって奴も確保しています。
忙しくないときは本を読んだり出来るのでなかなかいいバイトかと思います。
普段は自分の読みたい本とか持参していくのですが、
時に誰かが置いていった本を偶然的に読んでいて
いい文章に出会ったりすると嬉しかったりします。

そうしてこうして初めて読んだ作家に、あの(有名な)江国香織さんがいます。
大学生の女の子が強烈なファンらしく、小説やエッセイと読んで見ました。
まあそれぞれ思うこともあるのですが、ぽっとはまる文章に出会う確立も高い方かも。
今日は「泣かない子供」というエッセイを読んでいて、
以下の文章に出会いました。(ちょびっと長いけど)

  (甲斐バンドの音楽についての文章)
  ・・・・ところで、少し前に甲斐さんのファンクラブの会報を見た。
  ファンからのいろいろなメッセージが熱っぽくのっていた。
  おもしろかったのは何人もの人が「裏切ってほしい」と書いていたことだ。
  裏切ってほしい。裏切られたい。
  ・・・・・文字にするとすごくアブノーマルなので、私はしばらく会報に見とれた。
  裏切ってほしいと、正面きって期待された場合、当然ながらただ裏切っても
  それは期待通りだから全然裏切りにはならないわけで、
  裏切ってほしいと期待している人たちをさらに裏切るというのは至難の技だ。
  しかも何度も何度も、くり返し裏切りつづけるなんていうことは。
    でも大丈夫。
  不思議なことに、世の中にはごく少数ながら、どうしても人を裏切らずには
  いられない人というのがいるものなのだ。理屈じゃなくそういう生理をもつ人たち。
  そして勿論、そういう人たちのことをアーティストとよぶわけなのだが。

この「裏切る」という言葉はとても魅力的だ。即興ダンスをしていて、特に人と踊っているとき、相手を裏切りたいと思う。そしてお客さんを裏切りたいと思う。自分が見ているときは裏切ってほしいと思う。ここでいう「裏切り」は私にとってすごくジューシーな言葉です。

そして何より「自分を裏切り続けることの出来る」ダンサーでありたい・・・あ、おこがましいですね。そういうダンサーに「なりたい」です。
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by aka_pro | 2006-07-10 20:45 | 日々 japan

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